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大型自動二輪 教習所での卒業検定の注意点など
免許証センターでの一発試験ではあまり気にする必要のないことですが、教習所での卒業検定の場合には、教習所だからこそのいくつかの注意点があります。
検定直前に検定官から説明があると思いますが、一発検定中止となる場合もあるほど注意しなければならないこともあるので注意点をまとめてみました。
ここに書いた以外にも、気になること、思い当たることがあれば、必ず検定前に検定官に質問しましょう。

なお、検定官は当日に検定を受ける全員がいる場所でしか質問には応じてくれません。理由は平等でなくなってしまうからです。

優先順位の無い場合
こちらが右左折するために交差点やT字路で止まっている場合があります。少し離れた場所に合流箇所があり、そこに教習中の四輪または二輪車がきている場合は行ってよいものかの判断が難しい場合があります。

私が事前説明で受けた内容は、相手の速度、止まっているのか動いているのか、そしてアイコンタクトで行く、行かないを決めて下さいとのことでした。

こちらが検定の場合、ゼッケンでわかりますから、多くの場合は譲ってくれるのでしょうが、相手が先に交差点等に侵入してきた場合などは先に行ってしまおうと判断する場合もあります。この場合はこちらが動いてしまうと危険行為ということで検定中止となります。

そして注意しなければならないのは、行けるのに行かないのは減点になるということです。四輪に比べ二輪車は機動力に長けています。余裕で先に出れるのにずっと待っているのもいけないのだそうです。

つまり公道と同じで的確な判断を要求されます。検定ではそんなところもチェックされるのです。向こうの方の四輪が通り過ぎるのを待って、いつまでも発進しないのは大型自動二輪を乗りこなせていないと判断され減点されます。

クランクでのトラブル
教習所での卒業検定は一般教習が行われている中で並行して行われます。一本橋や急制動等は検定員がスタート合図を出す(教習所のコース取りにより異なります)のでトラブルは比較的少ないのですが、案外困るのがクランクだそうです。

例えばこちらがクランクに進入してしまってから、先に入った教習中のバイクが転倒したり、パイロンを倒した場合です。
他人の倒したパイロンでも接触せれば一発で検定は中止だそうです。道路に大きな障害物があるのにアナタは止まらずにぶつかってしまうのですか、という判断になるのだそうです。検定員がパイロンを直すまで待つのが正解なのです。
また、先にクランクに入ったバイクが転倒してしまった場合には、クランクの中で止まって待つしかないということでした。

しかし、クランクの中で停止してしまうと、その後発進してふらついてパイロンに接触する場合が多いと言ってました。

最善の回避策はクランクに入らないこと。クランクに入った直後で停止するか手前で停止して、先に入った教習中のバイクがクランクを抜けるのを確認してからクランクに入るようにしましょう。もし前のバイクがパイロンに接触してパイロンが動いてしまった場合には検定官が直してくれるそうです。

クランクだけではなく、S字にも同じことが言えますが、S字の場合にはパイロンはコースの外側に並べられているので接触する人は少ないと思います。

急制動のやり直し
速度が足りなかったりブレーキングが早かった場合、停止線の前で停止できていればやり直し(10点減点)のチャンスが与えられます。転倒してしまったり停止線をオーバーしてしまった場合にはやり直しはありません。検定中止です。

ここで注意したいことは、やり直しを行うために検定員の指示に従い急制動のスタート地点に戻るのですが、そこに戻るまでの走行も安全確認やウインカーの出し忘れがあれば減点対象になるということです。

コース間違い
コースを間違えてしまった場合ですが、これは減点にはなりません。検定員の指示に従いコースに復帰します。

ここで注意したいのが、例えば次の交差点を右折するのを忘れてしまい、直前で間違いに気付いた場合です。あわててウインカーを出して右折したら、右折前の進路変更や進路変更するためのウインカーの出し忘れ、安全確認を怠ったなどかなり減点されてしまいます。
こんな場合にはあわてずに直進してしまいましょう。上記しましたが、コース間違いは減点にはなりません。検定員が安全な場所でクラクションを鳴らし教えてくれます。指示に従いましょう。

コースを間違えてしまったからと、あわててコースに復帰しようとするとかなりの減点を覚悟しなければなりません。右左折は30M手前からウインカーを出さなければなりませんし、その前に進路変更を伴えばさらに30M手前(または3秒前)の進路変更の合図も出していないことになります。

また、間違いに気付いて止まってしまうのも危険です。ウインカーも出さずに急に止まったら危険行為と判断されかねません。危険行為と判断されれば、もちろん検定中止です。

さらに、コースに復帰するまでの走行も減点対象になるので法規走行をおこないましょう。

他車のクラクション
教習中の自動車やバイク。みんな初心者ですから間違ってクラクションを鳴らしてしまう場合があります。四輪の縦列駐車や二輪の右左折でクラクションを鳴らしてる人は意外に多いものですね。

検定中にクラクションが鳴り、自分が鳴らされたのかと思い同様してパイロンに衝突してしまう人が多いそうなのです。検定員はコース間違い等でクラクションを鳴らすことはありますが、クランク内や一本橋、スラロームとかの途中で鳴らすことは無いそうです。安全な場所で鳴らすと言ってました。

検定員が鳴らしたんじゃないとわかっても動揺するものです。しかしクラクションを鳴らされたからといって失敗が許されることはありません。

一発検定中止の後
検定中にパイロン接触や一本橋から落ちてしまった場合、一発で検定中止です。しかし私の行った教習所では、検定中止後も検定コースを最後まで走らせてくれます。免許証センターでの一発試験では即スタート地点に戻されますし、教習所によっては、やはりスタート地点に戻されるところもあるようです。

私の通った教習所は良心的で、検定中止となった場合には検定官がクラクションを鳴らし検定中止が告げられますが、その後も検定コースを走ることができるのです。まぁ、検定料は高いですから、走り出して5分で終わりじゃ悲しいですよね。

もっとも最初の課題で失敗したら… 中止とわかってて一本橋渡るのもツライですね(笑)

その他
教習所の卒業検定は多くの教習者に混ざって行われます。またギャラリーも多く緊張します。「検定」ナンバー着けてるし、ゼッケンも教習と違うから一目でわかります。


周囲をまったく無視するか、またはオレの走りを見せてやる!という気持ちになるかのどちらかですね。ちなみに私は後者でした(笑)
合格すれば教習所のナナハンに乗れるのも最後なのです。びびって縮こまって運転したんじゃ勿体ないですよ…